朝陽のもっと向こう側
少し先にナースステーションが見える。
そこまでメグと一緒に歩いていく。

メグ「すいません、美緒のところに行きたいんですけど・・・」

?「あ、今日も来たのね。 あら?」

メグ「あ、連れです。 美緒からも許可をもらってあるので」

?「もしかして、夏希先輩の言っていた人?」

あゆむ「えっと・・・」

メグ「同じクラスの白石あゆむです。 それで・・・」

どうしてメグが僕の自己紹介するのよ。

?「この病棟で看護師やっています、許斐楓っていいます。 よろしくね」

あゆむ「あ、よろしくお願いします」

メグ「それで、楓さん・・・美緒は?」

楓「さっきまでは病室にいたんだけど、ちょっと前に屋上に行くって言いに来たよ? そっちに行けばいると思うけど」

メグ「ありがとう、今から行ってみます」

楓「あ、でもメグちゃん?」

メグ「はい?」

楓「私個人としては、この前のことは嬉しかったんだけど・・・」

メグ「あ・・・ごめんなさい。 やっぱり怒られました?」

楓「もうそれはいいの。 でも今度からは一言声かけてほしいかな」

メグ「はい。 ありがとう、楓さん」

・・・

・・・
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