朝陽のもっと向こう側
東都病院屋上。
メグ「いつまでもここにいると風邪ひくよ?」
屋上で空を見ていた美緒にメグが話しかけた。
美緒「メグちゃん・・・それに、白石くん?」
あゆむ「こんにちは」
メグの声に振り返った美緒に挨拶した。
メグ「また空見ていたの?」
美緒「夕陽って、綺麗だよね」
美緒はそう言いながら、再び視線を空に向ける。
メグ「そうだね」
あゆむ「僕も夕陽って好きだな・・・なんか幻想的っていうか」
美緒「え・・・?」
メグ「あんたからそんな言葉が出るなんて思わなかったわ」
メグはそう言うけど本当に、屋上から見たこの夕陽は綺麗だと思った。
この景色は僕も好きだ。
しかし・・・
美緒「綺麗だけど、私は好きになれないな・・・」
あゆむ&メグ「え?」
意表をつかれた。
正直なところ、ここで美緒がこう答えることを
僕は・・・いや、メグでさえもまったく予想していなかった。
それほどまでに意外な答えだった。
美緒「嫌いじゃないけど・・・決して好きでもない」
あゆむ「じゃあ、どうしていつもここに来るんだ?」
メグ「・・・」
美緒「・・・どこにも行くことができないからよ・・・」
美緒は小さくも力強い声で応えた。
一瞬怯んでしまった。
メグ「いつまでもここにいると風邪ひくよ?」
屋上で空を見ていた美緒にメグが話しかけた。
美緒「メグちゃん・・・それに、白石くん?」
あゆむ「こんにちは」
メグの声に振り返った美緒に挨拶した。
メグ「また空見ていたの?」
美緒「夕陽って、綺麗だよね」
美緒はそう言いながら、再び視線を空に向ける。
メグ「そうだね」
あゆむ「僕も夕陽って好きだな・・・なんか幻想的っていうか」
美緒「え・・・?」
メグ「あんたからそんな言葉が出るなんて思わなかったわ」
メグはそう言うけど本当に、屋上から見たこの夕陽は綺麗だと思った。
この景色は僕も好きだ。
しかし・・・
美緒「綺麗だけど、私は好きになれないな・・・」
あゆむ&メグ「え?」
意表をつかれた。
正直なところ、ここで美緒がこう答えることを
僕は・・・いや、メグでさえもまったく予想していなかった。
それほどまでに意外な答えだった。
美緒「嫌いじゃないけど・・・決して好きでもない」
あゆむ「じゃあ、どうしていつもここに来るんだ?」
メグ「・・・」
美緒「・・・どこにも行くことができないからよ・・・」
美緒は小さくも力強い声で応えた。
一瞬怯んでしまった。