探偵屋②
ドタドタ
外から激しい音が聞こえる
階段を駆け足で登ってくる音だ
ばんっ!!
「お客様ですっ!!」
「「…」」
「あり?」
少女は首をかしげた
「お客さん。自分で「お客様です」って言わなくても普通にわかりますよ」
「あっすいませーん。私のドジドジドジ~。てへ」
僕は少しイラっとした抑えろ。抑えろよ。僕
「何のご用っすか?」
「お客さんです」
「それはわかってるから。んで何の用?」
「実はね。私が家で飼ってるワニがいなくなったの」
「わ、ワニ?それは大変だな。まあがんばれ」
「でしょ?とってもかわいいの。だから捜せよ」
「真之助君。バトンタッチ」
「お断りします」
「男割り?」
「お断りだよっ!!」
「じゃあ早速私の家に来てくれませんか?ワニ捜すために」