探偵屋②

「全く
何て奴だ
読んでる人の
ことも考え
ろよ」

「あなたもね」

「…それにしても来ねーな。せめて客でもいいから来てくれねーかな?」


コンコン

再びドアが音をたてた
by志村ムサヲ


「自己アピールするな!!」

こうしてこうしてをつけることを忘れていた

「知るかよ!!…と客だ客。どーぞ」

ガチャ

「てきとーに座って」

見た目は…まぁ悪くない
でも取っつきにくい感じがする
いかにも真面目で硬い感じがする


「えっと…客できたんですか?それとも面接ですか?」

「ちがう」

「じゃあ何ですか?」

「クレームだ」

「だそうです。長谷川さん」

「よし。ご退場願います。お客様。
本日クレームをうけてる暇がないので」

「見るからに暇そうだが?」

「いいえ。これでも暇じゃないんですよー」

「そもそも客に向かってなんだその態度は
侮辱してるのか?」

「お客様。自意識過剰です」

「それはどういったところから自意識過剰に入るか?詳しくきこうか」

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