探偵屋②

「とりあえず中入らせろ」

それはさすがに無理でしょ

「いいぞ。」

「いいのかよ!!」

「じゃああんたは入らんでいい」

「いや、入るし。」


まぁなんやかんやあり家の中に入った
家の中は綺麗だった


「で、あんたらどうするつもり?」

「何が」

「駆け落ち」

「…」

この話になると急に喋らなくなった

長谷川は小さくため息をつき

「もし親に言うつもりなら協力してあげてもいいぜ」

「え…おまえさっきは」

「気が変わった」

ツンデレっ!!これはまさしくツンデレ手法だ
ツンデレ手法とは、普段ツンツンしてるくせに時々デレッとするあれだ
これも立派な接客法である


by志村ムサヲ


「そんな接客法きいたことありません。
それに説明するならもっと上手く言えよ」


こうして真之助に怒られた志村ムサヲ。38歳。独身。
誰かー私と結婚してー

「失せろ!!てか何どさくさ紛れて自己アピールしてるんですか!!」

はっ!!気づいた。
僕と志村ムサヲのやりとりを冷たい目線でみつめる三人の視線に。

「おまえさぁ、俺今めっちゃくちゃいいこと言ったのに台無しになったじゃん」

「うん。めっちゃくちゃではないからね。
てかいいことも言ってないと思うよ」

喜一さんが冷たい口調で言った

政人さんも喜一さんの言葉に同意してるようだ


マヨネーズぅぅぅ。ウガッ
こうして無事四人はマヨネーズ星に着いた

by志村ムサヲ


「みんな無視しましょう」

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