モラトリアム
―アイツ―
次の日、学校に行くと、
京子は見慣れない手袋をはめていた。
「どしたの、ソレ」
そこにつっこんで欲しそうな顔をしていたので、
そのままつっこんであげると、
「勇也が買ってくれたんだよぉ」
とこぼれんばかりの笑顔で答えた。
京子は見慣れない手袋をはめていた。
「どしたの、ソレ」
そこにつっこんで欲しそうな顔をしていたので、
そのままつっこんであげると、
「勇也が買ってくれたんだよぉ」
とこぼれんばかりの笑顔で答えた。