モラトリアム
「ごめーーん、待った?」
するとギャルたちは、
バツが悪そうにさっさとどこかに行ってしまった。
アタシは腕を放し、
黒髪のアイツを見た。
「もっと、強く言えばいいのに」
と言った。
するとアイツは、
キョトン、とした後
「ありがとう」
と笑った。
するとギャルたちは、
バツが悪そうにさっさとどこかに行ってしまった。
アタシは腕を放し、
黒髪のアイツを見た。
「もっと、強く言えばいいのに」
と言った。
するとアイツは、
キョトン、とした後
「ありがとう」
と笑った。