先生は私の青春でした
「今からクラスの練習行くから、ちょっとだけクラブ抜けるね」

クラスの練習に行こうと思って、部長に伝えた。


「わかった。頑張ってね♪」
部長は笑顔でそういってくれた。


練習が終わって私がクラブに戻ると、部長が他の三年生と話してるのが聞こえてきた。


「さくら、クラスの練習いきすぎじゃない?」

(えっ?!)

「うちら、面倒だしクラスのなんてどうでもいいから行ってないのに」


「クラブが嫌だからさぼってたりして笑」


ショックだった…。


(みんなは、クラスはどうでもいいの?私にとってはどっちも大切なんだよ…)


私にとってクラスもクラブも大事。


どっちも成功させたかったし、だからこそどちらの練習も頑張っていたつもりだった。



私はそれから、部長の言葉が気になってクラスの練習に行けなかった。
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