先生は私の青春でした
毎日、お母さんやお姉ちゃんにも勉強しろってうるさく言われて、そんな毎日がすごく嫌だった。



(なんの為に勉強してるんだろ…。)



私が勉強するのは、怒られるから?


学校に受かりたいから?


受かったら幸せになれるの?


なんとなく、受験勉強する意味がわからなくなっていた。


私が目指していた学校は、どうしても行きたいわけじゃないし、なんとなく決めた所。


私が今目指している道は、本当にやりたいことなの?

専門学校だから、自分がこんな中途半端な気持ちで受験していいのかわからなかった。



なんで人間は働くのかな?

生きるためなんだったら、わざわざ学校行かなくてもバイトとかで食べていけるじゃん。


今考えれば、だだ逃げているだけの子供の甘い考えだけど、あの頃の私はそんな事を真剣に考えていた。


毎日、現代文だけは先生に教えてもらっていたけど、最近それも行かなくなっていた。
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