先生は私の青春でした
先生が私の事を少しでも見てくれていた気がして、すごく嬉しかった。

なんか先生に少しだけ認めてもらえた気がした。

先生に褒めてもらえて、今までクラブを頑張ってたのが無駄じゃなかったような気がした。


「先生、さくらこれからもクラブがんばるから、さくらの来年の引退演奏会には絶対見に来て」

ドキドキしながら先生に言った。


「おう。頑張れよ。来年期待してるから。」

「先生約束だよ?」

「約束な。絶対見に行くから。」

「うんっ!!」

「じゃあ又明日な。」


そういって私の頭を軽くポンて撫でてくれた。


先生はなんの感情もなくした行為だと思うけど、私はドキドキが止まらなかった。


先生…。

そんな事したらもっと好きになっちゃうよ?

少しでも良いから私の方を見て下さい…。
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