先生は私の青春でした
「さくら最近谷口の所行ってないの?」

そんな日が続いた時、麻里に言われた。

「なんで?」


「谷口がこの前言ってたから。さくらが来ないけど何かあったのかって」


先生が私の事を気にしてくれてたのは嬉しかったけど、なんとなく行く気になれなかった。


そのまま何日かたったある日、担任の先生に用事があったから職員室にいった。


(よかった…。谷口先生居ないや。)


今は先生に会いたくなかった。



「田中お前なんで最近勉強しに来ないんだよ」


職員室から帰る時、谷口先生に出会った。


「ちょっと…。忙しくて…」

バレバレの嘘をついてしまった。



「ふーん。じゃあ明日は絶対こいよ」

「はい…。」


先生と約束した手前、次の日先生の所に行った。
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