先生は私の青春でした
彼女
勉強したおかげか、成績も段々上がってきて嬉しかった。


先生とも、よく喋ったり周りにひやかされたりしていて、生徒の中では絶対1番仲良い自信があったし、正直うぬぼれていた部分があった。



毎日が幸せだった。



そんな時、先生に彼女ができたって言う噂を聞いた。

(そういえば、最近先生彼女欲しいって言わなくなったな…。でもまさかね。
先生今は忙しいし彼女いらないって言ってたし…)


佐藤先生の時も結局嘘だったしどうせ噂だろうと思っていた。


だから、放課後、勉強を教えてもらっていた時に冗談っぽく先生に聞いてみた。


「先生って彼女できたんですか?」


「ひみつー♪」


「えっ…!?」


てっきり居ないっていうと思っていたから、おもいっきり動揺してしまった。


「ひみつってどっちですか!?」


「ひみつだって♪」


「先生っ!!」


私がしつこく聞くと先生は黙ってしまった。


「…先生?」


「できたよ。」


先生は、一言だけそう言った。



「そうなんだ。先生よかったね!じゃあ、そろそろ失礼します!!」


無理矢理笑顔を作って職員室から出てきてしまった。
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