先生は私の青春でした
急いで家に帰って香織に電話した。


『かおちゃん?さっきはごめんね。最近ちょっとイライラしてて、かおちゃんにあたっちゃったんだ…。
ほんとにごめんね…。』


『全然気にしてないよ。私も一人で勝手に喋っちゃったし。さくらが勝手に帰っちゃってびっくりしたけどね笑』


香織がいつも通り普通に話してくれて安心した。


『昨日、かおちゃんの話し聞いててかおちゃんは松井先生と確実に近づいてるのに、私は先生と何も進展なくて、なんか私だけ置いてけぼりになった気がして…。』


『そっか。私こそさくらの気持ちも考えずに自慢みたいな事してごめんね』


『かおちゃんは全然悪くないよ!!これからも一緒に頑張ろう。かおちゃんの話しも、どんな事でも聞きたいよ…』


『もちろんだよ!これからもいっぱい聞いてもらうから♪さくらもなんでも言ってね!!うちら友達なんだから!!』


「うんっ!!」


それから香織としばらく話してくれてから電話を切った。
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