先生は私の青春でした
「お母さん!通知来てた!?」


お母さんがすぐに茶色い封筒を持ってきてくれた。



微かな期待を込めて、封筒を開けた。



『本校の一般入試入学試験に合格されましたので、合格通知書を送付します。』


「…えっ!?」


本当に信じられなかった…。


「合格したの…!?」


もしかして、送り間違いかと思って何度も名前を確認した。


「田中さくらって書いてある…」



急いでお母さんも呼んで、お母さんにも確認してもらった。



「さくら受かったんだよ!!おめでとう!!」


お母さんに言われても、全然実感がなかった。



本当に奇跡だと思う。



夜はお母さんが、私の好きな物ばっかり作ってくれてお祝いしてくれた。



ご飯を食べていたら、家の電話がなった。


「もしもし…。」


出てみると、担任の先生だった。


「田中さん?今日合格発表って言ってたから気になってい電話したんだけど…」


「先生!!合格したよ!!」


「ほんとに…!?おめでとう!!」


まさか私が合格するとは思ってなかったらしくて、先生もすごくびっくりした。

「本当に今までよく頑張ったね。」


「先生ありがとう。」


「先生なんか感動しちゃった。じゃあ今日はゆっくり休んでね。」


そう言って電話を切った。
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