先生は私の青春でした
もうすぐバレンタイン。


去年は先生にあげれなかったから、今年は絶対先生に渡したかった。


「さくらは谷口先生にバレンタインあげるの?」


香織に聞かれた。


「うん。あげるよ。かおちゃんは松井先生どうするの?」


「私もあげようと思ってて。今年で最後になっちゃうかもしれないしね…。」


(今年で最後か…。)


香織の何気ない一言が重く感じた。


「かおちゃんは何作るかもう決めたの?」


「まだなんだよね。さくら一緒に作らない?」


「うん♪じゃあ一緒に作ろっか♪」



今度の日曜日に香織の家に作ることになった。
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