先生は私の青春でした
今日は登校日。


バレンタインの日が調度登校日の日だった。


朝からいつもより念入りに化粧も髪の毛もセットして一日中落ち着かなかった。


ただチョコを渡すだけかもしれないけど、少しでも可愛く思われたかった。


放課後、すぐに先生と約束した準備室に行った。



ドキドキしながら待っていると、先生が来た。


「遅れてごめんな。授業長引いちゃって。」


「全然大丈夫です。私がいきなり無理言っちゃったし」

「今日はどうした?」


「あの、よかったらこれ食べて下さい。チョコレートなんですけど…。」


緊張しすぎて、声が震えてるのが自分でもわかった。

「俺にくれるの?ありがとう。」
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