先生は私の青春でした
ご飯を食べ終わって帰る事になった。


(もう一緒に入れないのかな…。)


帰らなくちゃいけないと思うと凄く寂しかった。


「これからどうする?帰るなら送るけど」


(やっぱりそうだよね…)


私は先生の彼女でもないし、我が儘なんて言えなかった。


「あっ…。はい…。じゃあお願いします。」


「そんな寂しそうな顔するなよ」


「えっ?」


「俺の家来る?」


先生の言葉は嬉しかったけど、またこの間みたいになるんじゃないかって不安になった。


「でも先生明日も学校で早いんじゃないですか?」


「俺なら大丈夫だよ。お前が嫌ならいいけど」



「嫌じゃないです…。」



嫌だなんて言えなかった。


だって私は先生が好きだから…。
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