先生は私の青春でした
「起きてるの?」


先生が微かに目を開けて言った。


「うん…。」


「少し寝なよ。」


そういって先生は腕まくらをしてくれた。


なんとなく寂しくなって先生に抱きついた。


「さくらは甘えん坊だな」


先生は私が眠るまでずっと頭を撫でてくれた。



太陽の明かりが眩しくて目が覚めた。


(先生…?)


私の横にいたはずの先生の姿がなかった。



とりあえず服をきてリビングに行った。


私が行くと先生はもうスーツを着ていてご飯を作っていた。
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