先生は私の青春でした

｢そんなつもりじゃない。告白してくれた人は､一緒に居て楽しいし､一緒にいたら幸せになれると思ったから…｣

｢そっか。じゃあ､付き合ってみたら？俺は愛されてる方が幸せだと思うし。｣

｢でも…。｣

｢笑。お前もう自分の気持ち決まってるだろ｣

｢どういうこと？｣

｢俺が何度も告白した相手の事すすめても､理由つけて“でも…”って言ってただろ。踏み込めないって事はやっぱり好きな相手を思う気持ちが大きいんじゃないのか？告白してくれた奴は、恋愛感情じゃなくて人間的に好きなんじゃないか？まあ､これは俺の考えだから結局決めるのはお前自身だけどな｣

先生の言葉にあたり前の事に気付いた気がした。

(私は先生が好きだ…。なのに､なにを迷ってたんだろう。例え叶わなくても､先生を好きになった事は絶対後悔したりしない…！！)


｢…そうかも。先生ありがと｣

｢やっと決まったみたいだな笑。
てか､お前は真面目だな。今時の女子高生ならとりあえず付き合っとけみたいな感じなのに。｣