先生は私の青春でした

(先生３２歳なんだ。やっぱおっさんじゃん。)


質問に答えている先生を何気なく見ていると､先生の左の薬指に指輪をしているのを見つけた。


｢先生って結婚してるの？｣
私は先生に質問してみた。

その時先生がこっちを見たから初めて先生と目があった。

なんかドキドキする…

なんでだろ…


｢おう。今年で５年目｣

笑顔で言う先生になぜかちょっと悲しくなった。

(別に先生が結婚してるからって私に関係ないじゃん。変なの…)

その日の初めての授業は先生の昔の話しを聞いたりですごく楽しかった。

｢なんか面白くて良い先生だねー｣

授業が終わって麻里が話し掛けてきた。

｢うん。先生の話し面白かったー｣

｢だよね♪｣