先生は私の青春でした
今日は授業で教科書の朗読があった。
席順に順番に読んでいった。
前の席のユウナが読み終わって次は私の番。
私は本を読むのが苦手。
しっかり読もうと思うと、いっぱい噛んでしまってスラスラ読めない。
何度も噛みながらやっと読み終えた。
「お前噛みすぎ笑。早口言葉とか絶対無理だろ」
読み終わってから谷口先生につっこまれた。
「さくらが早口言葉なんて言えたら奇跡だよ笑。いっつも話すの遅いし」
「さくら天然だもんね♪」
麻里や友達が言う。
「さくら天然じゃないし!!」
必死に否定してももちろん受け入れてくれる事なく、今日の授業では散々みんなにからかわれた。
やっと授業も終わって、先生に次に会えるのは来週か…なんて考えてたら突然先生に声をかけられた。
「田中!!お前面白すぎ。
次ちゃんと読めなかったら田中にだけ課題出すからな。早口言葉の笑」
「せっ先生!?無理だし!」
「次は頑張れよー。じゃあまた来週な」
「あっ!谷口先生!!バイバイ!!」
「先生に向かってバイバイはないだろ笑」
そう言って先生は笑いながら教室から出て行った。
(私、先生に喋りかけられた!?しかも田中って初めて名前呼ばれた〃)
教科担当なんだから、先生が私の名前を知ってるのは当たり前なんだけど、私にとってはすごく特別な事に思えた。
そんな些細な事がとっても幸せだった…
あの頃から私の気持ちはただの憧れから好きに変わってたのかな。
もしかしたらもっと前からとっくに好きだったかもしれない…
席順に順番に読んでいった。
前の席のユウナが読み終わって次は私の番。
私は本を読むのが苦手。
しっかり読もうと思うと、いっぱい噛んでしまってスラスラ読めない。
何度も噛みながらやっと読み終えた。
「お前噛みすぎ笑。早口言葉とか絶対無理だろ」
読み終わってから谷口先生につっこまれた。
「さくらが早口言葉なんて言えたら奇跡だよ笑。いっつも話すの遅いし」
「さくら天然だもんね♪」
麻里や友達が言う。
「さくら天然じゃないし!!」
必死に否定してももちろん受け入れてくれる事なく、今日の授業では散々みんなにからかわれた。
やっと授業も終わって、先生に次に会えるのは来週か…なんて考えてたら突然先生に声をかけられた。
「田中!!お前面白すぎ。
次ちゃんと読めなかったら田中にだけ課題出すからな。早口言葉の笑」
「せっ先生!?無理だし!」
「次は頑張れよー。じゃあまた来週な」
「あっ!谷口先生!!バイバイ!!」
「先生に向かってバイバイはないだろ笑」
そう言って先生は笑いながら教室から出て行った。
(私、先生に喋りかけられた!?しかも田中って初めて名前呼ばれた〃)
教科担当なんだから、先生が私の名前を知ってるのは当たり前なんだけど、私にとってはすごく特別な事に思えた。
そんな些細な事がとっても幸せだった…
あの頃から私の気持ちはただの憧れから好きに変わってたのかな。
もしかしたらもっと前からとっくに好きだったかもしれない…