先生は私の青春でした
手紙
先生と過ごせるのは、あと8ヶ月くらいしかない。

どんなに私が先生を好きでも、先生は私の事を生徒としか見てくれない…。


このまま先生の記憶にも残らないただの生徒になるなんて絶対嫌だった。


(私の気持ちを伝えれば何か変わるかな…?)


いつの間にかそんな風に思っていた。


気持ちを伝えるって言っても、うまくいかない事はわかっている。


ただ、気持ちを伝える事で先生が私の事を生徒としてではなく一人の人として見てくれるんじゃないかって思った。


ずるい考えかもしれないけど、どんな事をしても先生に少しでも振り向いて欲しかった。


あの頃の私は、自分の気持ちだけでいっぱいいっぱいだったんだ…。
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