先生は私の青春でした
「佐藤先生は悪くないのに、八つ当たりしちゃって…。こんなんだからダメなんだよ」


「佐藤先生に直接聞いてみたら?」


黙って私の話しを聞いていた香織が口を開いた。


「えっ!?」


「さくらが今1番気になってるのは、先生達の関係でしょ?
それがはっきりしなきゃ何も解決しないと思うよ?
それに、さくらがそんなに気にしてるんなら、直接先生にあやまっちゃいなよ」


「うん…。先生にあやまってみる。」


先生に謝ろうと思って、クラブの前に佐藤先生の所に行った。



「佐藤先生、今話しても大丈夫?」


「じゃあ、ここじゃなんだし準備室に行こうか


何かを感じたのか、先生は静かな準備室に連れていってくれた。


準備室には、先生と私だけ…。



「昨日はごめんね。先生無神経だったよね。」


静かな教室に先生の声が響いた。



「違うの!!先生は何も悪くないよ!!昨日、イライラしちゃってて先生に八つ当たりしちゃったの。
本当にごめんなさい…」
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