最強3年2組!!【完】


「ん!!」


「………は?」


お弁当も食べ終わり、くるみと話してたときだった。




「だーかーらー!

プレゼント!!ちょーだい?」


竜太が手を伸ばし、あたしに催促する。


「ヤダ」


「なんでー!?」

そっけないあたしの態度に納得いかないのか、それともプレゼントをくれないことに納得いかないのか…
竜太はあからさまにショックを受けたような顔をしていた。



なんでって……

「あたし、今何も持ってないよ?」


今日初めて25日が誕生日だと聞いたのに
今、それを求められてもあるわけが無い。


「ん?

だってクラスの皆プレゼントくれたよ??」


きょとんとした表情をして、首を傾げる竜太。




は…?


ありえない。



だって皆その事実を聞く今日まで、忘れてたくらいだ。

もしかしてホントは覚えてた……?


いやいや、あたしクラスメートから何も聞いてないし。



「…ちなみに、何もらったの?」



何となくというか。

竜太に尋ねてみた。




< 11 / 30 >

この作品をシェア

pagetop