最強3年2組!!【完】
「ん!!」
「………は?」
お弁当も食べ終わり、くるみと話してたときだった。
「だーかーらー!
プレゼント!!ちょーだい?」
竜太が手を伸ばし、あたしに催促する。
「ヤダ」
「なんでー!?」
そっけないあたしの態度に納得いかないのか、それともプレゼントをくれないことに納得いかないのか…
竜太はあからさまにショックを受けたような顔をしていた。
なんでって……
「あたし、今何も持ってないよ?」
今日初めて25日が誕生日だと聞いたのに
今、それを求められてもあるわけが無い。
「ん?
だってクラスの皆プレゼントくれたよ??」
きょとんとした表情をして、首を傾げる竜太。
は…?
ありえない。
だって皆その事実を聞く今日まで、忘れてたくらいだ。
もしかしてホントは覚えてた……?
いやいや、あたしクラスメートから何も聞いてないし。
「…ちなみに、何もらったの?」
何となくというか。
竜太に尋ねてみた。