最強3年2組!!【完】
――――――――
―――…


「それってさー
やっぱり竜太、愛結のことが好きなんじゃない?」


「……や、それはないっしょ」



今日は24日。

あたしの家でくるみとクッキーを作っている。



もちろん明日のパーティーと竜太の誕プレの分。


「えー分かんないよ??」


くるみは口角をあげてニヤッと笑う。

何、その表情。


「だってアイツからしたら、皆大好きじゃん。

そん中の1人に過ぎないよ」


…だから、ホントはクッキーなんて作りたくなかった。

どーせ、あの時の二の舞になるだけだから。



「そう?


あっ30分経った!

型抜きしよっ♪」



一度不思議そうな顔をして。


無邪気な笑顔でくるみは手に型を持ち、キッチンへと移動する。





そっか。


その表情を見て納得がいった。




くるみは知らないんだ。

あの出来事を…。


くるみにもいつか話さないと……。







「愛結!

型抜き始めちゃうよ!?」


「え……ヤだ!」





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