曖昧-aimai-
日も暮れ始めた頃
部屋の模様替えが終わった。

「終わったー!!」

机とかタンスまで動かしたから
いつも以上に疲れてしまった。

2人でベットに倒れこむ。

ふいに。
ユキの手に手があたった。
何故だろう。
隣にいるユキに。
全神経が集中してしまう。
私の鼓動は早くなるばかり。


「れえ聞いて。」

「えっ何??」

心臓はどっくんどっくん
いってる。

「俺さ…」




いらない子なんだ。




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