my name
★第4話★
不良息子
あの後、あたしは家に戻り布団に潜りこんだ。
ママが心配して見に来たけど、返事はしなかった。
赤木君があの後どうしたかは知らない。
学校にちゃんと行ったのかな。
あたしはいつの間にか眠っていたみたいで、目が覚めると外はもう暗かった。
時間を確認すると7時を過ぎていた。
お腹すいた。
お昼ご飯も食べてないや。
今夕飯の時間かな。
きっとリビングには赤木君も居るんだろうな。
気まずいな…。
でも一緒に住んでたら、必ず顔合わせなきゃいけないんだから。
それが今かまだ先かってだけ。
気まずいのは早く終わりにした方がいい。
あたしは部屋を出て、リビングに向かった。