my name
「亮佑顔怖い。」
「あ゙?」
昼休み屋上にいると、慶が俺の顔を覗いて言った。
「ヒロちゃんとなんかあった?」
慶はもう空には興味がないみたいだ。
てゆうか、こいつは誰かを本気で好きになったことないんだと思う。
空だって「可愛い〜」とか言ってただけで、実際空には何にも伝わってない。
慶の名前さえ知らなかったくらいだし。
逆に最近は俺と空のことについてやたらと聞いて来る。
何で俺が空と話してるのかってうるさいから、居候していることを話してしまった。
それから何でもすぐ空の話になる。
「なんもねぇよ」
「絶対うそ!朝から機嫌悪いし。ヒロちゃんが休みなのと関係あるんだろ!?」
「ねぇって!」
「あー、こわっ」
何でも話すと思うなよ。