MAGICSTORY
ふと部屋の隅に目線をやった。すると私があっちの世界で直前まで持っていた白い大きなバックがあった。




捨てられたと思ってたのに…



希望の光が見えた気がした



もしかしたら日本に戻れる手がかりがあるかもしれない…




私は焦る気持ちとともにバックをあさり始めた



出てきたのは手帳、本、ポーチ、お財布、カメラ、それと携帯。




携帯を手にした途端、もしかしたら電話出来るかも!と思って家にかけてみたが淡い希望はすぐに消え去った。




「あれ…?」



携帯の画面を見ているとさっきから一秒も時計が進んでないことに気付いた。



もしかして…私がこっちにきてから一日どころか一秒も経ってない!?





よかった!これで浦島太郎状態にはならない!





ほかにもなにかあるかとバックのポケットを探っていると見知らぬネックレスが入っていた。
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