MAGICSTORY
「っ・・・・」



急いで周りを見渡す。


タンス、化粧台、ソファ、



隣にはルチェル



まさしくここは私の部屋だ。何が一体どうなっているの?


目で問いかけると


「美香の夢を乗っ取りやがった」



舌打ちをしながら独り言のように呟いた



「乗っ取った?」



「・・・あぁ、美香を狙っている奴らの仕業だと思うんだが、催眠魔法ってので夢を乗っ取り、夢の中で殺そうとしてた」



瞬きが少なくなる


「奴らのことを甘くみすぎた。少なくても、催眠魔法は一級品のようだ。解くのに少してこずった」



ため息をつき一気に話した



「そうだったんだ・・・」



「大丈夫か?」



緑の瞳がまるで美香の心に語りかけるかのように見つめてきた。
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