MAGICSTORY
大丈夫も何もいまいち自分に何が起こったのか把握しきれてない



「うん・・・大丈夫」



コクリと傾くのを見て安心したのか



「じゃあ俺は仕事に戻る」


腰を上げ、ドアに向かっていくルチェルをどうしてだか引きとめてしまった。



「待って!」



ベットから立ち上がり、右腕をつかむ。



びっくりした顔でこちらを見ている



あっ・・・ルチェルだって仕事があるのに・・・何故引きとめたかって?そんなの簡単だ。ただ、寂しかっただけ・・・怖かっただけ、自分の命が狙われていると改めて自覚したから。
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