MAGICSTORY
そうと決まればすぐ行動だ。


意外と行動派の自分に軽く驚きながらもそっと出て行った













その頃城に1つの影。1人の兵士がそれに気付き声を荒げた。



「何者だ!!!」



その声に気付き近くの兵士も集まってくる



「私、サンドリア王国の使いの者です。我が国、タリン様からこの国の国王様に伝言です」



「通行所を見せろ!!」



この国の人々は、他の国の者は簡単には人を信用しない。だから必然的、出入りも厳しくなる。



「こちらです」



何人もの兵士に囲まれていながらも平然としている、彼。黒い眼鏡をかけその奥に光る怪しい黒い瞳。


夜風が彼の黒髪をなびかせる。全身黒ずくめの彼、それがより一層恐怖を増す。



「よし、武器は持っていないな?おい、連れて行け」



確認をするとここのリーダー格の人が命令をし、あわてて連れて行った。





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