あたしのお兄ちゃん*完*

あ…、わかってるんだ。
あたしが1人で不安になってること。
だから、こんなにも嬉しいことを言ってくれるんだ。

真っ赤になった顔を隠すためか、お兄ちゃんはそっぽを向いて、そのことを気づかせないようにしてた。


そんなお兄ちゃんを見て、あたしは心が締め付けられた。







愛しい、と思った。





< 37 / 142 >

この作品をシェア

pagetop