大好きな貴方へ...
-陽那side-
ピーンポーン
「アッ来たッ!」
階段をダッシュで駆け下りる。
ズルッ...
「痛いです。」
「フッ 久しぶりだな?
陽那姫♪」
「大和くんー・・・」
「相変わらずどんくさいな。」
「だろ?
お前のいない間もずーっとこんな」
「陽那らしいじゃねーか」
そんな春兄と大和くんの会話なんて
あたしには聞こえてなくて。
4年ぶりに会った大和くんはどこか
大人になっていて...
でもカッコよさはかわんなくて、
どこを見ても
あたしの大好きな大和くんだった。