悪魔な彼女っ
--放課後。


「くるかな・・静流君・・」

まだ肌寒いなか体育館の裏で待っているあたし。

あ~・・

室内にしとけばよかったなぁ。

なんで4月なのにこんなに寒いの!?


あ・・そういえば天気予報で今日は寒冷前線がうんたらかんたらいってたなぁ・・。


むおーっ

告る前に凍え死んでしまう!

・・まだこないの!?

気になってコッソリと体育館の側面から顔を出す。

正門が見えた。

「って・・静流君!?」

正門を通りかかる静流君の姿があった。

ちょ・・紙見てないの!?

それとも内容無視!?

いや・・前者のほうがありえそう・・。

これはマズイ!


あたしは慌てて静流君のあとを追った。
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