悪魔な彼女っ
1時限目は始業式。

こりゃまためんどくさいな・・。

まぁいつものようにマジメに聞いてるふりをしておこう。


そうしてぼけーっとしていると、

「?」

肩のほうになにか感触が・・

「っ!」

女子が俺の肩にもたれかかってるし!

だ・・誰だ?



・・白鳥かよ!

寝ちゃってるし・・。

どうしよう。

このままでいると周りの目が気になるな。

なんてったって白鳥は学校のアイドル。

この体勢だから誤解されて、男子からいじめにあいそうだ・・。

俺、地味だし。

・・・とりあえず肩から離さないと。


組んでる腕をはずすのがメンドーだったので、ひじで押し返すことにした。



ごすっ



「イテ」

あっ。

マズった。

ちょい力入れすぎたかも・・。


「すません・・」

と言ったつもりだったが、声が小さすぎた。

やっぱり俺って陰キャの極みだなぁ~。

自分でわかってるだけマシか。

かといって別にヤンキーとかにはなりたくない。
< 15 / 32 >

この作品をシェア

pagetop