悪魔な彼女っ
ガチャリ。

「重要なモノって・・うわっ!?」

「おじゃましま~すっと!」

ドアを開けた瞬間するりと白鳥が入ってきた。

「誰もいないんだね?」

「あ・・あぁ。ここ数日はな」

「ここ数日?」

白鳥の目が光った気がした。

「それより・・わざわざ入らなくても玄関でわたしてくれればいいんだけど・・」

「わたすって?何を?」

白鳥は俺愛用のソファにどっかと座った。

「え・・その、頼まれた重要なモノっていう・・」

「あぁ~、それね」


それそれ。


「あれ、嘘!だましてごめんね♪」

「・・・はぃ?」
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