悪魔な彼女っ
階段の下を見る・・・と



白鳥のカバンが落ちていた。

「・・・あれ」

後ろに気配がして、サッと振り向く。




目の前いっぱいに白鳥の顔があった。

「・・・・・!?」

白鳥の唇が俺の唇にふれている。



こっ、これって・・

「きふ・・・!?」

無理矢理しゃべろうとしたのでちゃんと音がでなかった。

頭の中が真っ白になる。


白鳥が俺から離れた。

「静流君が素直に受け入れてくれないからよ」

そういってなにやら飲み物を口に含んだ。


「な・・なんだと・・むふぁ」


するとまたすぐにキスをしてきた。

「・・・・!!」

舌で口をこじ開けられた。

なにやら液体が俺の口内に流れこんできた。


これは・・・


酒!?


アルコールのきついものだったらしく、そこから意識がうすれていった・・・
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