悪魔な彼女っ
-静流side-
「・・・・・・はっ」
パッとまぶたが開く。
視界は真っ暗だ。
・・・・・・状況が理解できずにしばらく闇の世界を眺める。
・・あぁ・・俺はうつぶせで寝ていたのか。
なぜ?
そして頭が疼くように痛い。
なぜ?
疑問だらけだ。
この感触からして、おそらく自分のベッドだ。
ならば起き上がっても特に問題ない。
異様に重い体をのっそり持ち上げる。
闇から光の世界へとかわり、その眩しさに思わず目をつぶった。
うっすら目を開ける。
メガネをかけてないせいでぼやっとした視界。
ギュッと目を絞ってみると、俺のベッド。
そこには・・・誰だっけ。
あぁ、たしか隣の席の白鳥って人か。
すーすーと小さく寝息をたてている。
カッターのボタンは全開で、派手なブラジャーが丸見えだ。
・・・・・・・・・・・ん?
「でぇぇええええええっ!?」
ドスンッ
あまりにも驚いて後ろ向きでベットから落ちた。
背中を強く打って、痛い。
が、それどころじゃない。
しかも自分も上半身裸。
痛みと驚きで頭の中がごちゃごちゃしている。
まず状況を理解せねば・・・