kasiraな私
「これから、この着物はお嬢が御召しになる!きっと綺麗だろうな・・・美穂に似て」


もしかして・・・その美穂って女の事・・・


兄貴は好きだったのか???


なんて思ったがあえて俺は聞かなかった。


「ちんちくりんがそんなの着たらただの七五三だろ?」


「七五三??お前なぁ・・・失礼だぞ!いいからそのちんちくりん?ってのやめろ!」


ちんちくりんだろ。


どうみてもあの女は(笑)


まぁ・・・顔は可愛いけどな。


性格も面白そうだしな。


あ・・・あいつ結構胸あったな。


机の上に乗っかてたもんな(笑)


ん??


俺・・・何考えてんだ?


まぁ・・・様はあいつはちんちくりんなんだ!


そんな余計な事を考えてたら噂のちんちくりんが部屋に戻ってきた。


入って早々、


「ぬぉ!」っておもしれぇ声を出しやがって(笑)


兄貴が組長になれって話してた時も、


「うんうん。そうだよね」


なんて頷きやがって。


そんなちんちくりんに目が点だったぜ俺。


まじで組長になるのか!ってな。


可笑しい事に気付いて顔を青ざめて兄貴に聞き返してたな。あいつ!


やべぇ・・・ちんちくりん、面白過ぎだ。


これからの俺の人生楽しくなりそうだぜ!


頼むぜ、ちんちくりん!
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