kasiraな私
しばらく三枝弟の背中の龍をぼーっと眺めてたあたし。


刺青?ってすごいなぁ・・・ってマジマジ鑑賞してしまった。


よくよく考えれば・・・あたしはコイツの背中を見てるって事で・・・


「//////っ」


そう思ったら赤面したあたし。


「目の毒だ!」


あたしは足で蹴って三枝弟をベットから転がり落とした。


ちょっと・・・やりすぎだったかな?


がたんっ


鈍い音を鳴らして床に寝そべった三枝弟・・・


「・・・っ、んだよ!」


キレテますね。


肩を擦りながら体勢を整えて座った弟。


しかも・・・あたしを睨んで対面してます。


「ぷっ」


あたしは思わず三枝弟の姿を見て笑ってしまった。


顔は怖いけど・・・床に落とされても、クマを抱いたままだったから。


「何がおかしいんだよ?」


「ん?それ」


あたしはクマを指差してまた笑った。


「だぁ~!!触りごご地が良かったんだよ!くそっ!」


三枝弟はそう言うと、クマをあたし目掛けて投げつけた。


「ぎゃんっ」


狙い的中ってわけで、あたしの顔にクリーンヒットでした。


お見事。
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