kasiraな私
「どうしたら、いいかなぁ?あたし」
「三枝さんは?何て言ってるの?」
「その、三枝になれって言われてるの!それでさぁ・・・」
あたしは朝起きた出来事も亜由に話した。
「うそ?何それ??」
「・・・分かんないってば!!」
どうして、三枝弟があたしの部屋にいて、あたしと同じベットで寝てたのか。
あたしだって・・・良く分からないもん。
・・・ってちゃんとした理由、あいつが何も言ってくれなかったんじゃん。
「・・・その龍って人?藍の事・・・好き?」
「へっ??」
何かあれば、すぐ「好き」だの「気がある」だのそっちの方に結びつける亜由。
カンベンしてよ!!
「だって、好きでも無い女のベットで一緒に寝る?」
「うっ・・・でも、それはあり得ないよ。だって・・・あたしの事ちんちくりん呼ばわりするんだよ?」
「ちんちくりん?あはっ。言われればぴったりだね!それ」
「ひ、ひどっ!!亜由まで~そんな事言うの?」
あたしはちんちくりんじゃないもん!
確かに背は小さいけど。
顔だって歳よりは童顔で、いつも中学生に間違われる。
だけど、一生懸命生きてるんだって!