kasiraな私

あたしはさっきの神酒のせいで足がフラフラで三枝に支えてもらいながら組長室まで戻った。


「大丈夫ですか?酔いましたか?」


あたしを心配して聞いてくる三枝。


「らいしょーぶらよ」


「・・・酔われてますね」


大丈夫だって!


あたしは組長だもん。


こんな事で・・・酔わないもん。


でもね、何だか頭がクラクラするの。



「だからこいつに飲ませるのは水でいいって言ったんだ」


「・・・しかしな、儀の場だし。努めてもらわないといけなかったもんだから」


「これに懲りたら、いくら儀の場でも飲ませねぇ事だな」


「・・・そうするよ」



何やら脇でごちょごちょ言ってる兄弟。


「おいっ。龍。お前は~~あたしのしちゅじだぞ!ちゃんと働けよ?」


「し、しちゅじ??何だそれ」


あたしはソファに横になりながら龍に指差して命令口調。


何か・・・気持ちいいかも。あはっ!
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