オトコ友達
「やってませんけど・・・」
「嘘を付くな」
いや、だからやってないんですけど。
・・・・喧嘩、非行は卒業した。
高校に入ると同時に、
そっち系とは縁を切った。
理由はない。
けど、髪色は戻さなかった。
非行は卒業しても、
真面目ちゃんになろうとは思わない。
黒髪をみつ編みにして、
勉強をしているヤツ等を見ると
体に虫が這い回るような間隔になる。
あたしには向かない。
ってか、そんな面したくもない。
「決心付いたか?? ほら、自白してみろ」
「・・・やってません」
「・・・こっちには苦情が来てるんだぞ?? それに、この学校の制服だったという証言があるんだぞ??」
「・・・だからって、何であたしなんでしょうか」
「お前しかおらんだろ、こういうことをする生徒は」