オトコ友達
その一言で、
あたしは素のあたしに戻る。
「・・・だから、やってねぇっつってんだろ」
「!! ・・・お、お前しかいないだろ」
びくっと震える担任を睨みつける。
それでも尚、担任はあたしに言い寄る。
お前はこの学校の悪代表だ。
って昔の担任に言われた気がする。
だから何だっての・・・??
あたしはやってない。
「・・・今謝れば済む話だ・・・は、白状しなさい」
何度言ったら分かるのだろうか??
この担任はバカを通り過ぎている。
日本語も通じない、
崩した日本語も通じないなんて、
何語で話せば通じるのだろうか。
「いい加減にしてくんない?? 真面目にあたしはやってない」
その言葉と一緒に、
担任に近づくあたし。
担任は肩を震わせながら、
あたしに追い込まれていく。
女子高生に負けてんじゃねぇよ。
そう言ってやりたい。