ミッドナイト・ブルー
俺、がんばったよな。
そう言えば愛美を助けた時、あの時使った手段はタマタマでは有ったが、奴の会社が俺の勤めている会社と初めての取引をする事になった。   そのきっかけは俺が中を取り持ち契約やなにやらと話を進めたのも俺だったからである。    ここまで、言えば後は話さなくてもお分かり頂けるだろう。      煙草を灰皿で消した。
気が付くと、愛美が俺を見詰めていた。
「なんだ、お前目をつぶって寝ないのか、それとも起きているのかどっちなんだ」
「私の事、考えていたの、何だか寂しそうな横顔だったけど、カッコイイと思ったけど、普段のあんちゃんが私は好き」と、俺の手をとって引っ張った。
バケットシートにはまり込んでいた俺は、身を乗り出し引かれるままに愛美の方に倒れかかった。
「なをだよ愛美」と、言いかけた言葉が詰まった」ブランケット下で愛美は、着ている物を、全て脱いでいた。
俺を助手席に座らせ愛美は上に跨がり服を脱がせて行く間もキスをしてくる。
車のガラスは曇っているし、この駐車場には一台の車も無く、しかも人目に着かない所に止めてあるので見られる事は無い。
愛美は俺の上半身を、素っ裸にしていた。
顔中にキスの雨を降らせ次に、胸にと進んでいく、胸にキスしながらズボンのベルトをはずしボタンを、はずしファスナーを下ろしていく、俺は愛美の余り大きくは、無いが形の良いバストに手を伸ばし優しく揉むと同時に、下半身に在る漆黒の闇は彼女の手に依って、ハート型に整えられている。ハートの下に在る、男が求め止まぬ場所に片手を延ばして蕾を、見付ると摘んだり撫でたりと愛撫する度に反応する彼女を見ながら俺自身も感じていた。
それから1時間後、俺は彼女の中で頭の中が空っぽに成る程の若いエネルギーを爆発させていた。
暫くそのままでいたが、愛美をゆっくりとシートに寝かせブランケットを、掛けてやると
「ありがとう」と言う。
その、横顔が綺麗でもう一度キスをした。
「愛美、愛してるよ」
「あんちゃん、私も愛してるよ」
気が付けば曇った窓の外は薄明るくなって来ていた。
暫くの間、煙草を吸っていると、横から手が延びて来て俺の唇から、煙草を盗って行った。
「あんちゃん、吸い過ぎだよ。身体にも良くないから」と、灰皿で消した。
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