ミッドナイト・ブルー
「そんなとこで良いのか」
「うん、」と言う事で出掛けた。
カーショップの店長に土産を届けながら行く。
余り見られるのもまずいので車を反対側の信号の先に止め。俺が一人で降りて行き渡し用事が有るからまた近いうちに来ると告げると、直ぐに出掛けた。
その日、最終迄遊び帰り道を走っている時、愛美が
「あんちゃん、お腹減ったよ〜」
「今高速道路に乗ったばかりだから少し」と言うと
「嫌だ、今食べたいよ〜腹減った」
「少し待ってくれよ、それからこれから行く所二つ有るんだけどどっちが良い、片方はドレスコードで、片方は一流ホテルのレストランどっちにする」と聞くと、
「どちらも堅苦しいでしょ」
「確かに、でも美味しいよどうする」
「やっぱり、私には似合わないから他の所にして」
「そうしたいなら、それでも良いけど何が食べたいの」
「美味しいものが食べたいの」
「そんなに駄々こねられてもな〜」
「だってさ、好きなの無いんだもの」
「そうか、それじゃあ仕方ないな、何が食べたいか教えて」
「教えれば連れて行ってくれるの」
「ああ」
「本当に」
「嘘をつくと何か良い事が有るのかい」
「今食べたいのは、すき焼きが良いな」
「なんだ、家でも食べれるじゃん、でも今から買い物したり準備してたら、愛美テーブルでも食べちゃいそうだから、俺の知ってる店に行くか」
「未だ時間かかる」
「そんなに、かからないよ」
「ちょっと待ってね、今予約の電話を入れて置くから」と、携帯を出し知り合いの居る店に予約を入れた        それから、30分後俺達はある店の中に居た。
「賢さん久しぶり、未だ走っているんですか」
「もう、卒業かなと思っているけど」
「聞いたぞ、あのチャレンジやったんだって」
「おう、やったそんな事よりスペシャルで、大至急頼むよこいつ、腹減らして大変なんだ、それから酒をとりあえず四本頼む大至急で」
「判ったよ」と言って下がって行った。
「あんちゃん、賢さんって呼ばれてるの、私もそう呼ぼうかな」    「無線の時以外なら良いけど」
「そうするね」
「今日、楽しかったよ、それにしても賢さんが、ジェトコースター嫌いとは、知らなかったよあれだけスピード出す人なのに」
「人間には、苦手って言うものがあるの、
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