ミッドナイト・ブルー

「私、嬉しい。ずっとずっとお願いね」
「出来るだけ、頑張って、愛美を喜ばせ続けるよ」
「本当にだよ。いつまでもだよ。」と、瞳にキャンドルの光りを集めたリングを写したままつぶやくように繰り返していた。
夕飯を楽しく食べ、ユックリとした時間が過ぎていく、食事をしたあとをかたずけ風呂の用意をして少し離れた小屋に行くと扉を開けた。　　　　綺麗なシャワールームが在った。
２０分後小屋の電気を消しクルマに戻った。　　俺は冷蔵庫から出したビールを、ソファーに座りながら、飲み始めるとヘッドルームから、愛美が啜り泣く声が聞こえて来た。
ヘッドルームのドアを叩き
「愛美、どうした大丈夫か」と、聞くと
「嬉しくて幸せで、つい涙が勝手に出てくるの、少し待っていて直ぐに、行くから」
「それなら良いけど、待ってるぞ」
「ケンに、色んな物もらったけど、私がケンに返す事が、出来るのかな」
「出来るだろう、永い時間が在るから、ユックリと、少しづつ返してくれればいいよ」
「そうだよねっ、そうするよ」
「焦ることないさ、ユックリ、ユックリとで良いんだ」
それから、しばらくしてやっと出て来ると、飛び付いて来た。
「どうした、」と、いうと
「ケン、大好き、愛してる」と、俺の顔中にキスの雨を降らした。
「こら、わかったから止めろよ、感動しすぎだよははははは」
「いいでしょ、誰もいないし、何しても」
「良いけど、びっくりしたよ」と、言う俺の手からビールを、奪い取ると
「１番美味しいビールを飲ませてあげるよ」と、言うと、愛美は一口ビールをふくむと、俺に唇を合わせて俺の口にビールを流し込んで来た。
俺は、貪る様に飲んだ。
「美味しいでしょう」
「美味い、なんだか直ぐに酔いが回りそうだよ」
「安く付くんじゃない」
「これじゃぁ、何に酔っているか分からなくなるよ」
「そう、それじゃあ勿体ないから止めよっと」
じゃれあいながらビールを、飲んだ暫くの間、色んな話しをして眠くなって来たからベットルームに行きベットに入った。
愛美の柔らかく吸い付く様な肌に、誘われるように愛し合う愛美は、刹那的とも取れる位に、求めて来た。