ミッドナイト・ブルー

「あんちゃん、私の初仕事だから頑張るから」
それから、一時間後俺達三人は式場に、向かった。


結婚式、披露宴と進み、無線クラブの、連中は俺と愛美の、出会いから今までをドラマ仕立に、作ったムービーを流して　抱腹絶倒の内に終盤を、迎えた時、店長一言をもらう段になって、酔った一人の男が、乱入して来た。
「愛美、俺は納得が行かない、何で元気な俺が捨てられて、半死人の奴の所に行くんだ。遺産でも目当てか、愛美まだ愛してるから戻って来てくれよ。どうせ長く無いんだろ、苦労するだけじゃ無いのかえっ」と、真一が絡んで来た
みんながざわつきだした。
愛美が立ち上がってなにかしようとするのを止めると、俺が立ち上がり
一礼をすると、
「真一君、そして此処に御集まりの皆様、今日はお出で頂きありがとうございます。
そして、真一君には申し訳ありません。　　　　そうです、彼女を真一君から奪い取った男です。
しかし、彼女自身が択んだのです。
言い訳に聞こえるかも知れませんが、聞いてください。
俺がまず、検査入院をすると決まった時、身の回りの世話をして頂きました。
彼女も、始めのうちは友達として世話をしてくれたのだと今も思います。
なかなか、検査の結果が出ずに困って居たある日、俺を選び彼と別れれて来た。
彼は、私を必要としていないから必要としている俺の方が私が活かせると言っていた。
その次の日、様子がおかしかったのを、覚えている。
よく考えればその日に、医者に、言われたのだろうと予測は、付くそうすると、彼女は俺と付き合いを始めた時には病気を、知らなかった事になるし、仮に知っていても、面倒くさい病人と、一緒に暮らしたりしないだろう。そんなリスクを差し引いて見合う資産なんか無いよ。それより真一君、男らしく祝ってやってくれないか」
「うるっせぇんだよ、この死にぞこないが、サッサと棺桶に入っていれば良いんだよ」
「此処で喧嘩を売るのは、りこうではないと思うが、それに此処で彼女を連れて帰れる自信が在るのならそんなにアルコールに、頼る必要もないだろうし、そんな奴にハイそうですかと彼女を渡すつもりも無い、御引取ください」と、言うと俺の友達の中でも、腕力自慢が立ち上がり真一君を取り囲むと、連れ出して行った、これで騒ぎは終わった
「皆様、お騒がせ致しました、」