ミッドナイト・ブルー
「そうするより、もっと早い方法が有るんだけど聞いて」
「なに、そんなに良い方法が有るのか」
「うん、潤子さんに来てもらって運転してもらうの、あの人なら運転できるでしょう」
「どうかな、あいつ家に居れば良いけど判った、今日、電話を掛けてみてよ」と、言うと
「判った、直ぐに電話するね」と、言うと携帯で、掛け始めた。
「もしもし、私潤子に頼みが有るんだけど、明日から四国に来てクルマを運転して欲しいのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そう、少し体調が悪くなって、・・・・うん、いきなり悪くなって・・・そう・・・・・・そう高知県庁の近くのホテルに来てほしいの・・・・・そうキャンピングカーを・・・うん、えっ判ったわじゃあまた明日」と、言うと電話を切った。
愛美は、俺の側にやって来て、
「ケン、今電話したら、今から君島君に、行ってくれるか相談してもう一度電話をするって、あの二人どこまで行ってるんだろう」と、悩んでいた。
「別に、構わないじゃないかあの二人なら、以外と上手く行くかも」と、言うと、
「そうかな、潤子以外ときついからね大変よ」
「君島なら来るだろう間違いなく」
「本当に来るかしら、裏切ったりして」
「あいつはそんな奴じゃ無いよ、多分無理してでも来るから」
「あんまりあてにしない方が良いよ」
「なんて奴だ、絶対に来るから賭けても良いよ」
「ケンは、そんなにあの人の事信じてるんだ」
「あいつだけじゃなく、俺の回りの奴らは、そう言う奴らさ」
「判ったから、興奮すると具合悪くなるよハハハ」
「笑い事じゃないよ」
と言っている時に携帯がなった、潤子からだった。
「愛美、あたし、今から出て飛行機で、君嶋君と行きます。」
「潤子、有り難う助かります。何時くらいに着くの飛行場に迎えに行くから教えて」
「飛行場に3時40分だと思う、でも来なくて良いよ、行き違いとかなると面倒だし、空港からタクシーで行くから、大丈夫それより、ホテルの部屋取っておいて、明日出発で良いでしょう。」
「わかったそれでお願い」
「それと、あんちゃん様子どうなの」
「大分安定して来たみたい」
「そう、判ったわじゃこれから出るから」と、言うと電話が切れた。
愛美は戻って来て、
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